男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

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新潮社
価格: ¥460

男の作法 (新潮文庫)のレビュー

自分の身銭を切ってみることだね
会社の飲み会、付き合い、これもひとのおごり等にすがっている男がまだいる。
どうだろう、一度自分の身銭を切って「ごちそう」を食べてみてはどうだろう。
人間のあたりまえな襟持をもって社会に生きることができない、なんでもひとのせいにする。
こんなところに心当たりがあるのは困りものです。目からウロコになる若者は多いと思う一冊です。
ぶっちゃけ、昔は先輩が教えてくれたことばかりなんだけどね。一度は読むべきかと。
今でも十分通用する
書かれた時期は昭和50年代ということで一昔前の感じがしますが、内容的には今でも十分通用すると感じました。
男としてどのように振舞うべきかということが場面ごとに述べられており、分かりやすかったです。
筆者独特の言い回しでが心地よく感じてきて、さっと読んでしまいました。
人間の作法
この世の中は元々矛盾を含む、ということを前提に、
どうすれば皆が幸せになれるかを示している。

人間は機械ではなく心があるのだから、各個人が世の中や他人のために
ほんの少しでいいから貢献するという気持ちさえあれば、大抵うまくいく。
そのためには、規制で縛りあげ、心の余裕を無くさせる様なことをしてはいけないが、
現実はそうなっていることを嘆く。

便利になり過ぎることは、色々なことへ神経を使わなくなることにつながり、
人間を鈍感にさせる。
それが世を乱す原因になると警鐘を鳴らす。

「人間は死ぬ」ということを意識することで、常に真剣に生き、人間を磨くことができる。
現代人に欠けていることだと感じた。

全体を通して、人間同士の心配りが大切だと感じた。
粋。
『食べ物』『衣服』『人間関係』その他、
様々なテーマについての男の作法が書かれています。

『語り調』で書かれており、
読み進めていくにつれて、
著者の日本男児としての“粋”な人間性を感じます。

現在の視点からは、
少しずれていると感じる部分もあるかもしれませんが、
大部分は不変的なもののような気がします。

これからの人生に、
大いに参考にさせていただきます。

家を建てるときは『引き戸』にしようかな・・・。

評価は星4つです。
昭和の文豪らしさが香るエッセイ。
やや居丈高なきらいはあるものの、昔ながらの親父さんの説教と言う趣で読むのも悪くない。
日常に役立つ薀蓄や、現代人的心の有り様まで、すべからくずばりと切り込んで行く。

その姿はちょっと微笑ましくもあり、同時に羨ましくもある。
こんな親父になれれば理想かもなとぼんやり思った今日この頃。
滋味に溢れた文章がすっと心に響く快作であると自分は思えた。

追記:日常での着物の着こなし方までフォローしているのはおそれいった。
流石は時代劇小説の大御所である。